ノイシュバンシュタイン城

ノイシュバンシュタイン城のミニチュア作品

これまで、ステンドグラスでいろいろな異人館を作ってきて、建造物のミニチュア作りにはだいぶ慣れてきました。そこで、異人館の6作目が完成したところで、かねてより作りたいと思っていたドイツのノイシュバンシュタイン城を手掛けることにしました。その作品の紹介です。

はじめに

このお城を作るにあたり、いざとなると、どこがどうなっているのか、お城の全体像が分かりません。ドイツに行って実物も見てきましたが、全体を把握するところまではいきませんでした。

 それで先ずは資料集めから。とにかく図面が欲しかったのです。しかし、探しても役に立ちそうなものが得られません。京都のドイツ文化センターの資料室にも行きましたが駄目でした。

 それでもいろいろ調べている内に、紙やプラスチックの模型の組み立てキットがあるのが分かりました。それで早速買ってきて製作。出来上がりの写真です。

城のペーパークラフトモデル写真
城のペーパークラフトモデル
城のプラモデル写真
城のプラモデル

いずれも長さは40㎝弱。これでおおよその構造が分かりました。自分で撮ってきた写真や絵ハガキ、解説冊子などを参考にすれば、何とかなりそうです。また、そうこうしている内にお城の事務所に手紙で依頼していた図面が届き、有益な資料を手に入れることが出来ました。まだまだ分からないことだらけですが、とにかくスタートです。

ノイシュバンシュタイン城

ノイシュバンシュタイン城の風景写真
ノイシュバンシュタイン城の風景写真

ドイツで撮ったお城の写真です。1869年から17年をかけて建てられたバイエルン州国王ルートヴィヒ2世の夢の城。

写真の左側の大きな建物は国王の住まいとなっていた本館です。城門は右端、全体的に細長い形をしています。全長、約130m。

製 作

製作にあたっては、先ず作品の大きさを決めなければなりません。いろいろ迷いましたが、縮尺1/120、長さを1m11㎝にすることにしました。しかし、1mの長さのものを一体物にすると持ち運びが大変なので、本館とそれ以外の部分との二つに分けて作ることにしました。

 着手したのは本館から。作り方は基本的に変わらないのですが、窓の形など今までの異人館とは随分違うので戸惑うことばかりでした。悪戦苦闘の連続、それでも何とか1年で本館が完成しました。

 

また、本館の前に展開する建物や塔、城門、中庭なども、変化に富んでいて大変でしたが、これも1年で完成させることが出来ました。合わせて2年、長い年月でしたが、出来るかどうか不安を抱えてのスタートでしたので、何とか出来上がってほっとしました。

作品の本館部分の写真
作品の本館部分
作品の全景写真
作品の全景
画廊での展示写真
画廊で展示

完 成

製作終了後、画廊とらうべんで作品展示。一段落した後は、また異人館の製作に戻るつもりでしたが、展示会を終えて改めて作品を見てみると、不備なところや省略していたところが気になり出して、もう少し手を加えて、完成度を高めることにしました。

 

これは作品に魂を入れる作業と同じで、やり出すと切りがありません。まだまだ不満は残りますが、一応これで完成ということにしました。やめたときが出来たときなのです。

作品の完成写真
作品の完成写真
ライト点灯時の写真
ライト点灯時の写真


このノイシュバンシュタイン城の作品は現在、姫路市の太陽公園で展示して頂いています。平成29年10月末まで。